白山神社宝物殿


昨年着工した「能生白山神社宝物殿」が完成し、先週末、竣工式が行われました。
文化財が、コンクリートの湿気や、木から出る蟻酸・酢酸等の影響を受けないように、2夏置いてからじゃないと入れられないということで、中をお見せできないのが残念ですが、地元の杉をふんだんに使ったとても美しい宝物殿です。

入口には、同じく越後『香素杉®』で作った下駄箱を寄進させていただきました。入ったとたん、杉のいい香りに迎えられます。
また、宝物殿完成を記念して、白山神社総代の小竹一朗様によって行われた記念植樹には、当社が寄進させていただいた「にいがた千年松」を用いました。
「にいがた千年松」は、新潟県が開発した松くい虫に強いとされるアカマツです。
糸魚川地域振興局農林振興課によると、松を枯らす原因となるマツノザイセンチュウを苗に注入し、抵抗性が高いものを選抜して育成されたものだそうです。
宝物殿付近では、過去に松くい虫被害が発生した経緯があることから、抵抗性のある千年松を植栽する運びとなりました。
次の千年、白山神社と共に歴史を刻んで行ってほしいものです。